スタッド溶接とは?

スタッド溶接は、ねじスタッド、ピンなどを専用ガンに取り付けて、母材に押し当てて瞬間溶接する技術で、建築現場から精密板金加工の工場での作業まで幅広く使用されています。専用ガンと専用溶接機で短時間で溶接が行われる溶接方法です。

スタッド溶接ってどんな溶接?

スタッド溶接ってどんな溶接?

金属の平板にねじを取り付ける溶接方法は様々あります。その中でスタッド溶接は高い強度を誇っており、大量生産に向いている溶接方法です。スタッド溶接が使われるシーンは幅広く、建築分野の軟鋼、自動車のボディ用高張力亜鉛メッキ鋼板、液化天然ガスの貯蔵タンクなどで欠かせない特殊材向けの溶接手法です。スタッド溶接はスタッドが溶接材になります。その為、化学成分はもちろん、太い断面に安定したアークを発生する溶接装置など、溶接品質を保つ重要な要素になります。

スタッド溶接のメリット・デメリット

スタッド溶接のメリット

生産性の高い溶接

スタッド溶接は1本当たりの溶接時間が、1秒以内で完了します。溶接する時間が事情に短く生産性がとても高い溶接方法です。短納期をご希望の場合などには向いている溶接手法になります。

品質のバラツキが少ない溶接

スタッド溶接は、溶接機の条件をロボットに設定さえすれば、ロボットが一枚の金属板に、複数のスタッドボルトを連続的に溶接することができ作業者の熟練度をに左右されない溶接です。また接合部の強度が高い点も挙げられる溶接手法になります。

母材に与える影響が少ない溶接

スタッド溶接はほかのアーク溶接と比較すると、溶接痕が残りにくい溶接手法です。また筐体の曲げ成形後のスタッド溶接もすることが可能です。

シーム溶接のデメリット

スタッド溶接できない部分もある

金属によっては、スタッド溶接が出来る位置と、出来ない位置があります。スタッド溶接ができない部分を別の溶接方法で代用するか、スタッド溶接位置をずらす必要があります。

接合部が取れてしまう時もある

スタッド溶接の欠陥や不具合としてもっとも多いのが、溶接後ねじを締め付ける際に接合部が取れてしまう事例です。このような不具合がなくならないため、スタッド溶接の信頼性が低下し、別の工法に取って代わられることになります。

溶接の加工実績

真空バルブのTIG溶接

融点3380℃と金属の中で最も高融点のタングステンまたはタングステン合金を電極とし使用

オールステンレス製の溶接

青のビニールテープの箇所はSUS430、それ以外の部分にはSUS304の複合製品です。

ブラケットのTIG溶接

溶接後の反り・歪みと角を溶かさないように気をつけ、ビードも綺麗に出ています。

大型バルブのTIG溶接

ピンホールができないように注意を払うことがポイントです。

検査用架台の溶接

材料取りと溶接時の歪み、反りに注意しながらの取り付けに配慮。

ステンレスラックの溶接

スペースが限られる為、サイズを確認して寸法しました。

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