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お問い合わせ詳細記事の見出しの背景画像です。作業員が作業しています。
アルミ製品は、衝突や落下によって角や取付部分が欠けてしまうことがあります。

今回は、お客様が製品を衝突させてしまい、A5052製部品のコーナー部分2か所が破損した事例をご紹介します。「新品を作り直すのではなく、何とか使えるように補修してほしい」とのご依頼でした。


衝突で破損したA5052製品の補修事例


お預かりした製品を確認すると、2か所のコーナー部分が欠損していました。

既存の穴や加工面をそのまま生かしながら、破損した部分だけを復元する必要がありました。補修できる範囲と周囲への熱影響を確認し、TIG溶接による肉盛りと仕上げ加工を行う方法を選択しました。

欠損部分へTIG溶接で肉盛り


最初に破損状態を確認し、欠損部分へTIG溶接で肉盛りを行いました。

アルミは熱が伝わりやすいため、製品への熱影響や変形に注意が必要です。また、コーナー部分の形状を復元するため、後工程で削り出せるだけの仕上げ代を考慮して肉盛りします。

機械加工では既存面より約0.01mm高く設定


肉盛り溶接後は、機械加工によってコーナー形状と厚みを整えました。

厚み方向の図面寸法は一般公差でしたが、周囲の既存製品表面に対して約0.01mm高くなるように加工しました。最初から既存面と同じ高さまで機械加工すると、仕上げ時に削りすぎる可能性があるためです。

最後は職人がペーパーで手仕上げ


機械加工後は、職人が周囲の既存面との段差や見た目を確認しながら、ペーパーで丁寧に手仕上げしました。

機械加工だけで完成させるのではなく、既存部分とのつながりを確認しながら仕上げることで、補修箇所が周囲になじむように整えています。




破損したアルミ製品もご相談ください


アルミ製品の破損状態によっては、TIG溶接による肉盛り、機械加工、手仕上げを組み合わせることで、再使用できる状態へ補修できる場合があります。

ただし、材質、割れや欠損の範囲、製品形状、必要精度などによって補修の可否は異なります。現物や破損部分の写真、図面などをご用意のうえ、お気軽にご相談ください。