溶接とは

溶接とは、材料に熱や圧力を加えて異なる材料を接合し一体化させる加工方法です。
必要の応じて、溶かして接合に使用する材料「溶加材」を使って接合する加工も含まれます。
溶接加工法は60種類以上と多種ありますが、大きく分けると、「融接」「圧接」「ろう接」の3つに分けられます。
現代では、融接の「アーク溶接」と圧接の「スポット溶接(抵抗溶接)」が、主流となっています。

溶接法分類

融接(溶融溶接)

被溶接材料(母材)に熱を加えて溶かして部材を接合する溶接法。
もっとも基本的な溶接方法で、「アーク溶接」が有名。

融接の加工法例

アーク溶接
  非溶融電極式:TIGティグ溶接、プラズマ溶接
  溶融電極式:MAGマグ溶接、MIGミグ溶接 
・レーザー溶接
・電子ビーム溶接
・プラズマアーク溶接

圧接(加圧溶接)

被溶接材料(母材)の接合部分に圧力を加えることで接合する溶接法。
硬い金属製部材に使用されることが多
く、「スポット溶接」が有名。

圧接の加工法例

・抵抗溶接
  スポット溶接
  プロジェクション溶接
  シーム溶接
・鍛設

ろう接

被溶接材料(母材)を溶融せずに、溶加材を溶かし接着剤として接合する溶接法。
溶接材が鑞(ろう)の為「ろう接」と呼ばれる。溶加材の融点によって硬ろうと軟ろうに分けられる。

ろう接の加工法例

・ろう付け
  硬ろう付け
  軟ろう付け(はんだ付け)

溶接のはじまり

ヨーロッパでは、紀元前3000年頃の青銅器の遺物から鍛接、リベット、ろう付けなどの加工の痕が見つかっており、紀元前1350年頃に造られたツタンカーメンの棺の中からは、鍛接した装飾品が発見されています。

また、中国の三星堆遺跡(さんせいたいいせき)には、紀元前2500年の最古級の青銅器が含まれており、母材と母材の間に溶かした溶加材を流し込む鋳掛けという方法で、すでに溶接が用いられていました。

日本では、紀元前3世紀ころから鉄器が見つかり、鉄器とともに鉄の接合技術が伝わったと言われています。

溶接の歴史はとても長いですね。


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